Beyond tha Sapporo

ライヴレポ!
4月11日(土)開場18:30 開演19:00
「江別まつりin小樽 注:音楽ライヴです」
2000円(1dr)
出演:きみしこ・鈴木紫帆・Michi

多分、ツッコミどころがいろいろあるのかと思います。
ライヴタイトルが、
「江別まつりin小樽 注:音楽ライヴです」
先ず、長い。
地名が二つ入っている。
音楽ライヴですと断りを入れないと何の企画かわからない。
ただ「江別まつり」だけだったら物産展みたいですよね。

実態は、江別在住ミュージシャンの方のみをブッキングしたライヴです。
今回の演者さんは、皆さん昨年ヴェールボアでのライヴにご出演下さった方ばかり。

ライヴの際には小樽まで足を運んで頂くのでお住まいの場所は伺うケースもある訳です。

「江別に住んでますよ」
「へー、江別だったら○○というミュージシャンの方がいらっしゃいますよね」
「お名前は知ってるけど、お会いしたことは無いんです」
「じゃあ、いつかうちのライヴで会えると良いですね」
「そうですねー」

そんなやり取りが何度か繰り返されて、今回のライヴに至ったのです。

ちなみに江別は小樽からはやはりそれなりに遠方なので大雪で足止めされる事のないように、春になってからにしたため、半年くらい寝かせていた企画でもあります。

そういう企画に乗ってくれたのは、洒落が判る、それでいて実力もあるお三方。

トップバッターはギター弾き語りのきみしこくん。

実は彼と知り合った頃は、小樽に住んでいるものと思っていた程頻繁に小樽のオープンマイクで見かけていました。
優しい顔立ち通り優しい気持ちの歌、でもギターは時にエッヂの効いたシャープさで、ハッとさせられる事があります。
猫の言葉を歌詞にしたという「のらねこ」という歌、

静かに流れるように
車輪が回り始めるように
「この世がよくなりますように」

小さな祈りが込められた歌は心から離れません。




2番手は、同じくギター弾き語り鈴木紫帆さん。

ポップなメロディに乗った歌詞は、とてもポジティブ。
同世代に向けた応援歌のように聞こえます。
もちろん私は同世代ではないのですが、
「そうだ、負けるな」
と、心の中でこぶしを握り一緒に応援しながら、実は自分自身も励ましてるのかもしれません。
紫帆さんの歌からは、いつも元気をもらいます。




トリは、鍵盤弾き語りのMichiさん。

ボイトレの講師もされているMichiさんの歌は、やはり迫力が違います。
突き抜けるシャウトはもちろん、囁くような歌声までも、大きな存在感をもって心に響いてきます。
ご自身の経験を踏まえた曲「Massage」は、圧倒的なヴォーカルで胸を揺さぶります。


振り返ってみても、三者三様の個性が楽しめたライヴでした。
下の写真は、3人でのコラボの様子♪

その日の話題では、他にも続々と名前があがる江別ゆかりのミュージシャン。
また違ったメンバーでの江別まつりの開催もあるかもしれませんね。
そして、札幌を飛び越えて小樽まで来てくれる熱い心と優しさを持った、この日の演者さんたちとの再会もまた楽しみです。




ぼあ