うずまく縁

すっかり遅くなりましたが、去る2月15日(日)
鎌田純子アコースティックライブ うずまくツアー2015〜小樽編〜
出演:鎌田純子/鈴木紫帆(Gtサポート秋名ミカヅキ

盛況のうちに終了致しました。
ご来場下さいましたお客様、そして、素敵な演奏を届けて下さいました鎌田純子さん、純子さんの伴奏Gtの今川瞬さん、北海道代表・鈴木紫帆さん、サポートの秋名ミカヅキさん、改めまして、感謝申し上げます。ありがとうございました。


今回のライヴのフライヤーは純子さんにご用意頂きました。
その中にこんな文言があります。


今回初めて北海道に歌いに行きます。きっかけは縁。
そんな縁をぐるぐる巻き取っていって、VerreBoisさんで歌わせて頂く事になりました。


「縁」不思議な言葉ですね。
小さなカフェではありますが、最近は本州からのツアーのミュージシャンの方からライヴ会場としてのオファーを頂く事が増えました。
連絡を取り合ったり、音源を聴かせて頂いて、店のBGMにしたりしても、当日までお会いする事のない方の音楽を出来るだけたくさんの人に聴いて頂こうと奔走する。
演者さんはその目的の為に細い糸を手繰って遠路北海道まで来て、小樽の小さなカフェにも音楽を届けに来てくれる。
「縁」があればこそで、その「縁」を運んでくる音楽の力というものを感じるのです。
今回のフライヤーは、そんな事を再確認させてくれました。

私と紫帆さんと知り合ったのは共通の知人をきっかけにネット上で接点ができ、ミカヅキ氏に至っては、一番最初は知り合いの知り合いの知り合いの知り合いくらいの関わり方でしたが、今ではお店の常連の一人で、ブッキングの相談に乗って頂いたりするようなりましたが、いずれも音楽を介在して交流ができている。
「縁」は目に見えない不思議なもではありますが、その存在は実感できます。

そんな、うずまく縁の中で開催された今回のライヴ。

1ステージ目は、ギター弾き語り鈴木紫帆さん。そして、ギターサポートに秋名ミカヅキ氏。
紫帆さんのサポートにミカヅキ氏が入るようになったのも、縁を感じるものがありますが、詳細はご当人たちの発信に譲る事にします。
ストレートにポジティブな紫帆さん歌は、耳と心に優しく沁み入ります。
励ましの手紙をもらったような気持ちになります。

その行間を埋めるようにミカヅキ氏のギターが重なり、手紙はほんのりと色づくように音に奥行きが生まれる。

いいコンビですよ。
3月29日に札幌のフライアーパークさんで二人の演奏があるようです。
詳細は下のリンクを!

http://www.st-seki.com/fp/diary/diary.cgi?mode=read&page=20&y=2015&m=3




そして、2ステージ目はメインアクト、鎌田純子さん。伴奏は今川瞬さんのギター。
純子さんは兵庫県尼崎出身。瞬さんは、大阪出身。
まず、西日本のイントネーションのMCが、それだけでくすぐったいです。
恐らくは若干のアウエイ感が感じていたと思いますが、さすがステージ慣れしているお二人は、積極的に観客の皆さんとコミュニケーションで引き込んでいきます。
それはMCだけの話では無く、もちろん歌が素晴らしかった。

前もって頂いていた音源等で、広い音域、豊かな声量で圧倒するヴォーカルをイメージしていましたが、全体を通してはパワーは抑制した印象で、その分細やかな表現力が際立っていました。
歌う表情も、声にこもる想いも、細やかにつづられて、気がつけば夢中になって読み進んでいるような気分でした。
すんごい凝視してたかも、純子さんゴメンナサイ(笑)
瞬さんのギターもステキです。

激しく主張することはないのですが、一曲一曲のなかに、緩急があってイマジネーションを刺激される音でした。
また、聴きたいなー。

鎌田純子さんご一行は、北海道ツアーの直後には沖縄ツアー、その後も各地で精力的にライヴ活動を展開しています。
また、北海道にも来て下さいね!
雪ない時でいいから←大変な目にあったらしい。


ぼあ

鎌田純子HP
http://kamajun.com/


鈴木紫帆HP
http://suzukishiho.jimdo.com/