雪の季節始まる③ 劇団アトリエ編

11月18日のお話のつづき。
腹ペコのまま、とんぼ返りした琴似。
足を運ぶ機会が多いながら、イベント等の仕事で訪れる事が多いので、知ってる飲食店はあれこれありながら利用する機会があまりなく、どこかで食事するには今日が良い機会と思ってたのですが・・・
地下鉄を降り外へ出ると、強風、みぞれ、カミナリ。
勢いで50メートル程走ったものの、同じ勢いで地下に逆戻り。
食べ歩きには向かない日でした。

それ以前に時間も足りなくなっていたので、食事は地下鉄駅の近くで手軽に済ませました。
でも寒い日は、食事が体のエネルギーになっている事が実感されます。
うーん、しみる。
でも、合間に食材を仕入れたりして・・・

さて、この日の最後の目的地。
ターミナルプラザことにパトス」。
http://www.concarino.or.jp/patos/
NPOコンカリーニョが運営する多目的施設。

この日の演目はお芝居です。
劇団アトリエ第6回公演 フィクション作品2
「The Dream Diver」
http://gekidanatelier.web.fc2.com/

いやー面白かった。

他人の夢に潜ることのできる主人公の女性。
本当の自分を見失った子供たちの家庭。
そして、それぞれの思惑が交錯し迷走する神々。

多くの登場人物が錯綜しながらも、混乱も破たんもない展開というだけでもすごいのに、休憩なしの2時間超を飽きさせず、一気に見せ切る構成力。
それは、ストーリー、演出だけでなく、それを体現する役者さんたちの演技が確かだから成せるステージ。

非現実的な脚本は抽象的なストーリーが多いような気がしますが、あり得ない設定のできちんと着地点を示した展開、個々のキャラクターの息遣いを感じる演技がリアルにテーマを突き付けてくるような迫力があり、久々の観劇で大きな感動を頂きました。
ありがとうございます!

そして、そんな劇団アトリエさんの次回公演のハコ(劇場)は、なんとヴェールボア。
(HPの公演スケジュール等にはまだ表記されてませんが)
そうです、1年6カ月ぶりの、
「シチュエーションシアター IN VerreBois」
カフェ店内で展開される演劇。
役者さんも、観客も、カフェのお客様という設定で展開されるストーリー。
タイトル「打ち合わせ」

続報、待たれたし。


写真は「The Dream Diver」の台本。