ブックアートと朗読劇

相変わらず遅いブログで申し訳ありません。
小樽ブックアートウィーク、ヴェールボア会場の展示も無事終了致しました。
会期中は多くのお客様、ブログ等でご紹介下さる方もたくさんいらしゃったり、またたくさんの取材もして頂きました。
ブックアートもご支持を広げ、可愛がって頂くイベントになってきた事が実感でき、とても嬉しいです。
改めまして、感謝!!です!

結局会期中にこちらのブログには展示の様子はレポート出来ませんでしたが、ちゃんとブックアートのブログには書いてますので、こちら↓をご覧下さい。

http://otarubookartweek.blog.fc2.com/blog-entry-69.html


ですので、ブックアートブログではご紹介されていない朗読劇のレポートに参ります!!

朗読劇「いつか、夕暮れの街で」
朗読:レ・ミュー(石橋玲・しおん) 音楽:CeadFacht 脚本・演出:石橋俊一
書き下ろしの脚本、音楽でお届けする特別プログラム。

綾子と知里(ちさと)。二人の女性の揺れる心が彩る、別離と再会の景色。

傷心で故郷を離れ東京で暮らしていた知里は、母の死で不本意ながら帰郷をする。
一方、かつての親友綾子は新しい生活を送りながらも、過去に心をとらわれていた。
その二人の再会を見つめているのは・・・

玲さん演ずる知里と、しおんさん演ずる綾子、そして・・・。
二人の女優さんが、入場から交互に朗読をし、そして終盤には気がつけば一つのシーンに二人が登場して演技が繰り広げられるお芝居になっていました。
全体にCeadFachtさんの演奏が彩りを添えています。

先ず今回の演目で要だったのは、CeadFachtさんの笛の演奏。

演目としてはミニライヴが先にあっって、その後に朗読劇になったのですが、演奏が始まる毎に会場の空気が作品世界に少しずつ焦点が合わせられていくように、不思議な緊張感がありました。
当日会場で販売できなかった(販売分を忘れてきた・・・笑)CDですが、ヴェールボアで販売しております。
Cead Facht 1st.アルバム
「そらいろ みず かぜ」
全8曲入り 1,000円

そして演奏とともに朗読が始まります。
L字になっている店内の角の部分がステージにありますが、玲さん、しおんさんはそれぞれ別の位置から登場し、交互に朗読をしながら角のステージ位置に移動します。
「会場の空気が作品世界に少しずつ焦点が合わせられていく」と先に書いていますが、それは同時に現実からの乖離だった事に気づきます。
言葉で紡ぎだされるシーンが、その都度そのシーンの空気が生々しく感じられます。

話は逸れますが、ヴェールボアは過去に演劇を企画しています。
「シチュエーションシアター in VerreBois」と銘打ったそのシーリースは、お客様も役者さんもカフェのお客様と言う設定でストーリーが展開して行きます。
つまりカフェというリアルな環境をそのままストーリーに取り込んでいます。

今回はその逆、そこがカフェではなくなっていました。
それでいて実際の小樽のどこかを連想させられる描写があり、どんどんイメージが具体化されていきます、。

朗読劇自体は35分程ですが、二人の主要人物の夕焼けのシーンに至る人生凝縮されたストーリーはそれ以上のボリュームと、迫力を伴って胸に迫ってきます。

ストーリーには金魚が関わるのですが、今回のブックアートの展示に見事「金魚」という切り絵作品が出展されていて、ステージセットとして使わせて頂く事となりました。

作者は最上朋香さん。
実はこの方、舞台女優もされていて、しかも、過去に石橋玲さんと共演もしています。
今度の出演作は「四谷美談」詳細はこちら↓をクリック。

http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=49206

そして、石橋玲さんはお芝居の韓国公演中(!)
気になる方は、玲さんのブログ↓を見て下さい、

http://ameblo.jp/rei-remyu/entry-11697449334.html?timestamp=1384608095

今回は作品に引き込まれて、ろくに写真を撮ってませんでした。
ごめんなさいm(_ _)m
画像が入手できたら改めてアップしますね。