道産子のDNA

相変わらず周回遅れのライヴレポ。

阿部静華・椛島恵美ツーマンLive
3月14日(土)開場18:30 開演19:00
ノーチャージ・要オーダー・投げ銭


前回に恵美さんがいらした時に話題になっていたのが阿部静華さんでした。
もともと北海道は釧路の出身で、札幌では何度かライヴをされていましたが、小樽にはまだ未見でしたが、


北海道出身なんだから応援するよー!
小樽にも来てほしいね。


というお客様の声が上がっていました。

そんな経緯もあってか、恵美さんの回の北海道ツアーの相方は阿部静華さんでした。
ヴェールボアでライヴをして頂いた演者さんには結構、釧路出身の方が多いです。
当日も顔を出してくれた方がいました。
先のお客様のセリフではありませんが、同郷の方が頑張っている姿があれば応援したい気持ちになりますよね。



スタートは鍵盤弾き語りの椛島恵美さん。
ヴェールボアでのライヴは5回目くらいでしょうか?
常連のファンの方も多く、会場は早速温まりました。




そのバトンを受けて、静華さんの登場。
意志の強そうな眼差しが印象的ですが、ふわっと花が咲くような笑顔にこちらもつられて笑顔になってしまいます。
「静華」の名の通り華のある方だと思いました。

演奏スタイルはギター弾き語り。
しっかりとしたストロークのギターは、音量とは別の力強さを感じさせます。
少しハスキーなヴォーカルはやや硬く感じましたが、そこで紡がれる歌詞は優しく、温かく、聴く人を包み込むようでした。

職業ミュージシャンである彼女もまたそこに至る経緯は平たんなものではなかったそうです。
しかし、現在は音楽のみを生業として、旅を続ける強い意志を貫けるのも、自分が育ってきた環境、家族への感謝の気持ちがあっての事というMC。

TVで見かける舌足らずで、高音のアニメ声のシンガーとは一線を画す、芯の強さと温かさ。
そんな所が、北海道の人らしいミュージシャンだなと思います。

女性として円熟味が出てきたら、ウィスパーヴォイスでのラブソングなんて聴いてみたいな。
また一人、再開が待ち遠しいミュージシャンとの出会いでした。

ちなみに上の写真は、「VerreBois」のVとBを表現しています。
この辺のセンスは、北海道生まれだからではなくラポール(彼女たちの所属事務所)仕込みかと思われます(笑)

ぼあ